Story２ 【 峠道もタフな走りで安心 】

ハーレーダビッドソンを中心としたバイクカスタムを手掛ける『NO Motorcycles』。アイデア相談からパーツの取り付け・性能アップまで幅広く対応している。特にオーナーの沼田さんによるカスタムには定評があり、県外から訪れる人も少なくない。「バイクは触るのも乗るのも大好き」と話す沼田さんと今回向かったのは箱根の小涌谷。国道１号線を箱根へ向けて登っていく。少しずつ春めいてきた山の景色と空気は心地よく、肌で季節を感じられるのもバイクならではの楽しみだ。カーブとアップダウンに注意しながら１時間ほど走ると、そこはもう小涌谷。沼田さんと親交の深いカフェ『Cafe Superare （カフェ スペラーレ）』が今日のゴールだ。

峠道を走るにあたり、沼田さんが相棒に選んだのはハーレーダビッドソンの2022年式FXLRST。「エルディアブロ」と呼ばれるいま人気沸騰中のモデルだ。運動性能が高く、スポーツ走行・ロングツーリングどちらもこなせるのも選ばれる理由のひとつ。車体は黒をベースにしながら、ポイントで赤を使う遊び心も。「マフラー交換とインジェクションチューニングで、より気持ちよく走れるようにしました。ハンドル周りを乗りやすいポジションに変えたのもポイントですね」と沼田さん。

自身で実際に乗ってみて、タフさと操作性をプラスした走りに納得がいったようだ。NO Motorcyclesではカスタムだけでなく、新車の購入もサポート。バイクに関するさまざまなニーズに対応してもらえる。

自然の中で過ごす癒しの時間。箱根の隠れ家的カフェ

小涌谷の静かな森の中にあるカフェ『Superare（スペラーレ）』。国道１号線から脇道に入ったところにある隠れ家的なスポットだ。「いらっしゃいませ！」と笑顔で迎えてくれたのは、オーナーの川邊さん夫妻。「バイク乗りが気軽に立ち寄れる場所を作りたい」と2023年にこのカフェをオープンした。当然ながら２人は生粋のバイク好き。ツーリング客と情報交換に花が咲くことも多く、バイカーのオアシス的存在ともなっている。人気メニューはビーフバーガーをはじめとするハンバーガー。ふわりと小麦の香りただようバンズは開成町の人気ベーカリー『ラシーヌ』の特製品なのだそう。しっかり食べたい人にはカレーやロコモコ風プレートもおすすめだ。店外にはドーム風のミニログハウスも。ゆっくりできるスペースになっていて、ファミリーやペット連れには特に喜ばれている。バイカーでなくても立ち寄りたくなる雰囲気のよさをぜひ味わって。